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潜在需要発掘研究会の実施

ID-POSでお客様を理解

お客様の購買記録(ID-POS)を活用することで、1人ひとりの嗜好や購買履歴などを分析し、お客様が潜在的に求めているものを推測し、的確にアドバイスをするというCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)を導入・実践しています。価値伝達によりお客様の潜在需要と商品価値をマッチング。人口が減少し経済が縮小する中で、何もしなければモノは売れなくなるだけです。しかし、「あなたにピッタリのものがここにあります」となれば、価格に関係なくそこに足を運ぶ。ここにまったく異次元の商売があります。

※ID-POSとは…POSデータに顧客IDが付いたデータのこと。ID-POSによって、「誰が」「何を」「何と一緒に」「何回購入したか」等が分かります。

潜在需要発掘研究会

潜在需要発掘研究会とは、「ID-POS」と「マーケティーングツール」を活用した協働取り組み研究会の事で、月に1回のペースで実施。まだ気付いていない商品の存在や価値を、ターゲットするお客様に「最適なメッセージ」や「販促手段」を用いてアプローチ、結果を検証して参加企業と共有しています。


潜在需要発掘研究会の取組み事例

オムニチャネル戦略「ドラポン!」

オムニチャネルサービス

オムニチャネルとは、店舗やイベント、ネットやモバイルなど、チャネルを問わず、あらゆる場所でお客様接点をもとうとする考え方や、お客様へさらなる利便性、満足度を提供する戦略の事を言います。

ドラポン!の活用

サンキュードラッグでは2014年11月よりオムニチャネル戦略として、リアル店舗とネットをつなげるWebサイト「ドラポン!」を構築。より多くのお客様が必要とする商品・情報をリアルタイムに提供し、地域密着型ドラッグストアとして果たすべき役割、提供すべき強化を図っています。


ネットからリアル店舗へ送客

健康サポート薬局としてのさきがけ

地域包括ケアシステムへの取り組み

私たちは健康データを収集・管理し、適切な第一次評価者として受診勧奨や食事・運動療法への道筋を作ります。経済産業省採択事業を発展させ、体組織、血圧などの測定拠点を全店舗から住居、職場にまで広げ、私たちがモニター&サポートすることで、健康な方から介護予防レベルの方まで安心して暮らせる街を作ります。


地域包括ケアシステムイメージ

未病・予防への取り組み

サンキュードラッグでは、管理栄養士による活動量計、血圧計、体組成計を使用したマンツーマンでの生活習慣病や転倒防止、ダイエットなどの目的に応じた運動や栄養指導のサポートを行う「スマイルクラブ」や、体操教室や認知症予防などの集団型プログラムの実施や、医師や薬剤師による「健康セミナー」等を定期的に開催し、未病や予防への取り組みを行っています。

身体を運動と食事からトータルサポートする「スマイルクラブ」


栄養士による指導

スマイルクラブは、管理栄養士が「つくばウェルネスリサーチ」のプログラムに基づくマンツーマンの運動・栄養指導を提供する会員制サービスのことです。生活習慣病、転倒防止、ダイエット対策といった目的に合わせて、ご自宅で実践していただけるメニューを作成してサポートしています。2017年1月現在7店舗にて実施中。会員数は292名。他に「認知症予防プログラム」や「体操教室」、「健康セミナー」など様々なイベントを開催しています。

サービス満足度/効果の実感


サービス満足度/効果の実感示すグラフ

在宅・介護

サンキュードラッグでは薬剤師が在宅・介護の現場において果たすべき役割を明確に定義しています。薬物治療の責任者として医師の診察に同行。個々の患者様の治療方針・現在の病状を詳細に把握した上で薬学的見地(作用機序・薬物動態・製剤特性)からのご提案をお伝えすることで、より安全で効果的な治療が行なえるようにサポートしています。

各薬物の体内動態から投与後の薬効の発現・副作用消失時間、併用薬による相互作用、や疾患・病状による薬物代謝への影響、コンプライアンス向上のための適正な剤形選択等

また往診同行による治療支援に留まらず、医師の診察の前に患者さんのお宅へ訪問し前回の薬剤の追加・変更の結果(薬効・副作用)がどのように現れているかを患者さんへのヒアリング、フィジカルアセスメントを用いて事前にチェックすることで診察時の判断に必要な情報を提供しています。(往診前訪問)

ワーファリン服用時のPT-INR・糖尿病患者におけるHbA1Cの測定等


39アカデミーの存在・どのような薬剤師を育てるのか


第一段階

社内講習にて、在宅医療に関わる上で薬剤師が患者様・他医療職に提供しなくてはならない価値を正しく認識し、そのために必要な知識・手技(バイタルチェック)を実技研修により習得します。

第二段階

実際に患者様宅において指導薬剤師の管理下、服薬指導・薬効副作用のチェック・生活環境の聞き取り確認・医師への提案方法などを学びます。そして最終段階として、施設内の担当患者様を受け持ち連携医師の御助力の元2ヶ月往診同行・往診前訪問を行い患者様の経過を追いながら、他職種との連携を行い実践に足る経験を積みます。

これらの段階を経て桃園アカデミーを卒業とし、実際に在宅療養を行っている患者様のご対応に携わらせて頂き、より安全で効果的な治療のサポートを行います。

在宅・往診前訪問対応実績

①在宅医療実施・往診前訪問対応 薬剤師数 5名
②対応患者数 200名
③連携医師数 10名
④対応介護施設数 5件
⑤薬剤師の介入による多剤併用問題へのアプローチ結果
◆錠剤数 平均 13錠⇒ 7.7錠(-5.3錠)
◆剤数 平均7.5錠⇒4.8錠(-2.7剤)
◆服用回数 平均4.1回⇒2.6回(-37%)
N=62

多剤併用問題への取組


多剤併用問題の改善グラフ

聴く事から始める漢方

サンキュードラッグには、現在3店舗の漢方相談薬局があります

丁寧なカウンセリングを通して、その方が病気になった原因を探り、これからどのように健康を取り戻していくかを一人ひとりに合わせてカウンセリング。お薬をお渡しした後も、担当相談員が心身共にしっかりサポートしています。体の一部が悪くなれば、そこを良くするために全体を改善しようとするのが漢方。予想外のことまで改善し体質そのものの改善も期待できるのが、漢方の真骨頂でもあります。


漢方相談薬局風景

地域医療のインフラとして


サンキュードラッグでは、多くのエリアで複数の診療所や介護施設等を誘致し、医療・介護モールを形成し、ワンストップで必要な医療やお買い物ができる環境をご提供しています。また、受付する全ての処方箋に対応できるよう、約3000アイテムの薬剤を在庫する備蓄センター店をエリアごと配置し、各店へ10分以内に薬剤が届く体制を整えるなど、地域の薬剤備蓄センターとしての取り組みにも力を入れています。さらに、休日にも処方箋受付できる365日対応薬局をエリアごとに配置するなど、地域住民の皆様の安心・安全で便利な医療環境の構築に取り組んでいます。


医療・介護モール イメージ