疲れやすい、免疫力低下、胃腸が弱い・・・ それってもしかして、気虚(ききょ)かも?
体質を表す気・血・水のバランス
わたし達の体の中では、気(き)・血(けつ)・水(すい)という3つの物質が互いに関係し合って、体中を巡っています。
気血水のバランスが良いと、体に不調が気にならず健康です。
反対に、何か気になる不調があったり、長年悩んでいる不調や病がある時には、気血水のバランスが崩れていることが考えられます。
そもそも、気血水のバランスってなんなのか?というと、気血水がスムーズに体を巡る為には、それぞれの量や質が良くないとスムーズに巡ることが出来ません。
また、気血水のどれか一つだけが良くないというよりも、良くない部分を中心として、連動して悪くなってしまうことが多いです。
体のエネルギー不足【気虚-ききょ-】
疲れやすい、免疫力が落ちて調子を崩しやすいなどの不調はありませんか?
これは、体の中の気(生きる為の原動力となるエネルギー)が不足していることで起こりやすい不調です。
具体的には・・・
- 疲れやすい、だるい
- 下痢をしやすい
- 朝なかなか起きられない
- 筋力がない
- 胃もたれ、食欲不振がある
- 汗をかきやすい
- クヨクヨしがち
- 食後すぐに眠くなる
- 体冷えやすい
といった不調も気虚タイプの方に多い不調です。
特に、胃腸症状が顕著な方の気虚を脾気虚(ひききょ)といい、胃腸のエネルギーが不足していることを表します。漢方の世界では、体の中の気が足りない状態なので、足りないものはまず補給することを考えて、『補気(ほき)』ができる漢方薬を選択することが多いです。
もしくは、自ら気を作り出す力が弱くなっている場合は、胃腸をサポートするような漢方薬から選択することもあります。
気虚の方におすすめの養生
養生(ようじょう)というのは、字の如く”生命を養う”ことで、自身の体質に合わせて
自身の体調を調整・改善していく生活の中で行える健康法のことです。
よく、睡眠をしっかり摂りましょうとか、朝ごはんをきちんと食べましょうといったことが言われますが、もちろん今挙げた2つは、どんな方が行っても良い養生ですが、体質別に落とし込んでいくと、気虚の方にとってよりよい養生になります。
気虚体質というのは、体のエネルギーが少ない為に、すぐに疲れたり、スタミナが無かったりする状態なので、気を補うことが大切になっていきます。
しっかりと睡眠を摂ることで、気が養われ、疲労を回復していきます。逆に睡眠が少ないと、本来、気虚ではなかった方も、気の不足から気虚のような症状が出てきてしまいます。
また、朝食をしっかり摂るという養生ですが、漢方の五臓の考え方では、午前7時~9時までは胃の担当時間なので、この時間に食物が入ってくることで、栄養が隅々まで確保できると言われています。ですので、朝食をきちんと食べることで、気を補充することが出来ます。養生を取り入れても調子が変わらない時は、漢方による体質改善がおすすめです。
お気軽に漢方つむぎ堂にご相談くださいね。
※参考文献
・漢方的おうち健診 著:櫻井 大典
・薬膳・漢方の食材帳 監修:薬日本堂
漢方つむぎ堂の漢方相談について
巷にはたくさんの健康法が溢れています。
水分1日2ℓ、ロカボ、岩盤浴、バナナダイエット、スムージー、生食主義、熱めのお風呂に入るなど、数えきれない程存在します。
テレビや本で紹介されていたものであっても
水分をため込む体質の方が1日に2ℓの水分を摂ると、逆に調子を崩しますし
バナナは身体を冷やすので、寒がりの方や低体温の方にはあまりお勧めできません。
本当に合った健康法を知る為には、まず自分の体質を把握することが大切です。
漢方つむぎ堂では、ただお薬をお選びするだけではなく
お客様のお悩みと体質に合わせた漢方薬や食事、運動などの養生のご提案をさせて頂いております。
また、漢方のご相談だけではなく、簡単な体質チェックも行っておりますので
まずはご自分の身体に少しだけ向き合ってみられませんか?
体質チェックは、10分程度でどなたでも行う事が出来ます。
ご予約の方が優先となりますので、事前のご予約をお待ちしております。
遠方のお客様や不調が辛く外出の難しい方
相談してみたいけれど、ご来店が難しい・・・というお客様へ
漢方つむぎ堂では、お電話での漢方相談も承っております。
お電話でのご相談の流れと致しましては
① 当店よりお客様へお電話させていただきます。
② ご相談・処方の決定とお薬や飲み方のご説明。
③ お薬は送料無料(5000円以上の購入)で宅配便にてお送りいたします。
お悩みが、お肌など皮膚のお悩みの際は、より合った処方をお選びする為に、携帯電話などで部位のお写真をお願いすることがございます。
どんなお悩みでも構いませんので、まずはお気軽にお問合せください。