頭痛と漢方
頭痛と漢方
- • 頭痛薬が手放せない。
- • 頭痛が辛く、仕事に集中できない。
- • 治療に行き詰まっている。
- • 休日になると痛くなり、楽しめない。
- • 鎮痛剤が効かなくなっている。
頭痛の原因は一人ひとり異なり、体が冷えたり暑いと痛む方、天候が関係する方、光や音などの刺激、ストレスを感じると痛む方など様々です。
原因が様々なので、「頭痛だから漢方薬の〇〇」という選び方ではなく
① いつから症状があるのか?
② どんな風にどの部分が痛むのか?
③ どんな時に痛くなるのか?
④ 痛いときにどんな対処をしているか?
⑤ その他、気になる不調はないか?
など、お客様の状況についてお伺いし、お悩みの症状と体質を深く捉えて、
一人ひとりに合った漢方薬をお選びしております。
じっくりとお話をお伺いして、東洋医学の視点から見ていく事で慢性的に続く頭痛の根本的な原因にたどり着き、症状が出にくい体質へ改善していきます。
頭痛のタイプと体質別の解説
Type1.
暑くなると頭痛が辛く、冷やすと楽になるタイプ
暑いと調子が良くないというタイプの方は、体に余分な熱が存在し、体の上部で溜まった熱が頭痛を引き起こしていると考えられます。この場合血圧への影響や、めまいなどを訴える場合も。
改善の糸口としては、冷やすと楽なので、体の余分な熱を取り、血管の痙攣をよくする鎮痙作用のある生薬が配合された処方からお選びします。
Type2.
寒くなると頭痛が辛く、温めると楽になるタイプ
片頭痛で悩む方に多いです。冷えが強く、寒さの邪気が体の上部を侵すことで頂部の筋肉が収縮して肩から首にかけて酷い凝りを訴える場合があります。
足の冷えが強く、脈が遅いという特徴のある場合も多いです。
改善の糸口としては、体の内部を温める生薬が多く配合され、尚且つ体の上部に侵入した寒の邪気を追い出す『散寒(さんかん)』の働きのある生薬を用いた処方からお選びします。
Type3.
緊張やストレスを感じると頭痛が辛くなるタイプ
緊張やストレスで頭痛を感じるという方は、仕事中に強く痛みを訴えることが多いので、休日は何ともないという方も多いです。緊張とストレスが原因ということは、漢方的には気の巡りが悪い『気滞(きたい)』という状態であると考えられ、気の巡りを整えるような処方からお選びします。
女性では生理前や生理中に調子を崩しやすくなることも多いです。
Type4.
雨など天気の悪い日に頭痛が辛くなるタイプ
このタイプの方は、外気に湿気が多い日に頭痛が起こり、痛みというよりは頭重感という重たさを主に感じる場合が多いです。また、頭重とは別にむくみやめまいといった不調も同時に起こります。体に湿気が溜まりやすく、排出が上手くいっていないことが痛みの原因なので、水の巡りを整えるような処方からお選びします。
湿気というよりは気圧の低下で頭痛が起こる方は、Type3の場合も。
Type5.
元々胃腸が弱く、頭痛が酷いと気持ち悪くなるタイプ
Type2の方の中でも胃腸の虚弱が顕著な方は、頭痛が胃腸症状の悪化を招くことも少なくありません。やせ型である、食が細い、痛みで嘔吐するなどがある方は、まず胃腸のサポートができる生薬が用いられた漢方薬を使うことで、痛みが緩和すると同時に胃腸の調子も良くなることが多いです。
頭痛の5つのタイプについて、解説させていただきましたが、当てはまるものが複合的にあることがほとんどなので、根本的に何がお悩みの一番の原因になっているのかを、相談を通してお客様の体質に合った処方をお選びいたします。
参考文献:漢方診療ハンドブック 著:桑木祟秀
漢方診療医典 著:大塚敬節
漢方つむぎ堂の漢方相談の流れ
① 初回はおよそ1時間かけてじっくりとお話をお伺いしていきます。
② お伺いした情報をもとにお客様の体質と改善方法をお伝えし、どのように服用していくかプランの決定を行います。
③ 決定したプランに基づき、処方を決定し、飲み方や作り方などのご説明をさせていただきます。
◆服用中は担当相談員がしっかりサポートさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
相談してみたいけれど、ご来店が難しい・・・というお客様へ
漢方つむぎ堂では、お電話での漢方相談も承っております。
お電話でのご相談の流れと致しましては
① 当店よりお客様へお電話させていただきます。
② ご相談・処方の決定とお薬や飲み方のご説明。
③ お薬は送料無料(5000円以上の購入)で宅配便にてお送りいたします。
お悩みが、お肌など皮膚のお悩みの際は、より合った処方をお選びする為に、携帯電話などで部位のお写真をお願いすることがございます。
どんなお悩みでも構いませんので、まずはお気軽にお問合せください。