漢方でみる汗かき4つのタイプ
こんにちは
夏がやってきましたね! 空を見ればくっきりとした白い雲が青い空に浮かんでいて、「暑い…」とは思いながらも、夏らしいことを楽しみたくなります。
一方で、夏は1年のなかで最も汗をかく季節です。汗をかくこと自体は体温を正常に保つために必要な働きではありますが、緊張や水分過多、熱がこもりやすいなどによって異常な量の汗をかいてしまう方にとっては、肌の不快感やニオイが気になったり、化粧も崩れたり…とつらい季節でもあります。
つむぎ堂でも、この時季お問い合わせが増えてきています。
今回は、そんな汗についてのお話です。
汗のタイプ
漢方では汗にも種類があります。
一口に「汗」と言っても原因や治し方は様々です。
主な4つのタイプと生活のアドバイスをご紹介します。
① 気虚タイプ
胃腸が弱ったりすると食べ物から気(エネルギー)をつくり出せなくなり、気が足りていない状態になります。すると、体液を内側に留められず、汗が体表から漏れだします。体が弱く体調を崩しやすい方がなりやすく、少し体を動かしただけで疲れて汗が出やすいといった特徴があります。
このタイプの方は、胃腸を元気にするために、芋類やクコの実など自然の甘みのある食材がおススメです。夏でも体を冷やし過ぎないように、クーラーにあたり過ぎず、しっかりお風呂につかって温まりましょう。
② 陰虚タイプ
身体の中の陰液が不足して熱を冷ます力が落ち、熱がこもって汗をかきやすくなります。不眠、イライラが強い方や、閉経前後でホルモンバランスが変化している女性に起こりやすく、上半身は暑いのに下半身や末端が冷えているというような「熱感」と「冷え」の両方が気になる方が多く、突然体が熱くなって発汗するといった特徴があります。
このタイプの方は、辛い食べ物、脂っこい食べ物、アルコールや喫煙を避け、梅、酢、ミカンやレモンといった酸味があり水分を多く含む食材を摂るようにしましょう。下半身が冷えるという方は半身浴もおススメです。
③ 湿熱タイプ
飲み過ぎ、食べ過ぎもしくは体の水分代謝が悪くなると体内に余分な水分と熱がたまり、汗のもとを作り出します。天候が悪い日に体調を崩しやすい、水分を摂っても口や喉が渇くといった方が多く、むくみ、めまいを併発しやすい、汗のにおいがきつい、黄色い汗じみが服につくなどの特徴があります。
このタイプの方は暴飲暴食、間食、夜更かしなどの生活習慣を見直すことが大切です。薄味を心がけ、体の中の余分な水分を取り除いてくれるあずき、トウモロコシ、はと麦などを取り入れてみましょう。
④ 気滞タイプ
緊張やストレスで気の巡りが悪くなり、脇や手足など部分的にかきやすくなります。不安感、クヨクヨ悩む、考え事をして眠れないことがあるといった方が多く、緊張するとドキドキして、たくさん汗をかいてしまうといった特徴があります。
このタイプの方は、ウオーキングやストレッチ、ヨガなど、リフレッシュしながらできる運動がおすすめです。ストレスを感じると甘いものが食べたくなると思いますが、砂糖の入っていないドライフルーツやハチミツを摂るようにしましょう。
いかがでしたか?自分はこのタイプかも…と思った方は
ぜひ、参考にしてみてください。(これらのタイプが複数当てはまる場合もあります)
最後に
汗でお悩みの方で、 「いろいろ試してみたけれど良くならない」 「どこに相談して良いか解らない」 「体質だからしょうがないと諦めていた」 といった多くの方が、漢方での体質改善により良くなっていらっしゃいます。 お悩みの方は是非、まずはお気軽にご相談ください。 汗のご相談について、詳しくはこちら→汗と漢方
汗のお悩みを改善し、楽しい夏を過ごしていただけるよう、サポートさせていただきます。
漢方つむぎ堂の漢方相談の流れ
① 初回はおよそ1時間かけてじっくりとお話をお伺いしていきます。
② お伺いした情報をもとにお客様の体質と改善方法をお伝えし、どのように服用していくかプランの決定を行います。
③ 決定したプランに基づき、処方を決定し、飲み方や作り方などのご説明をさせていただきます。
◆服用中は担当相談員がしっかりサポートさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
相談してみたいけれど、ご来店が難しい・・・というお客様へ
漢方つむぎ堂では、お電話での漢方相談も承っております。
お電話でのご相談の流れと致しましては
① 当店よりお客様へお電話させていただきます。
② ご相談・処方の決定とお薬や飲み方のご説明。
③ お薬は送料無料(5000円以上の購入)で宅配便にてお送りいたします。
お悩みが、お肌など皮膚のお悩みの際は、より合った処方をお選びする為に、携帯電話などで部位のお写真をお願いすることがございます。
どんなお悩みでも構いませんので、まずはお気軽にお問合せください。