漢方でアンチエイジング⁉上品の「女貞子」
神農本草経の上品
「健康寿命」という言葉が使われるようになり、単純に長く生きるではなく「いかに健康で長く生活できるか」という事が話題となっています。
「不老長寿」という言葉が昔から使われている事からも、若々しく元気でいる事に元々関心は高かったのかもしれません。
漢方の古典『神農本草経』で生薬は、上品(ジョウホウン)、中品(チュウホン)、下品(ゲホン)に分類されており、特に上品は「無毒で長期間の服用が可能な養命薬(生命を養う目的の薬)と定義されています。
「健康寿命」を伸ばすための一つの手助けとして、漢方の「上品」を養生の中に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
上品の女貞子
『神農本草経』に120種類収録されている「上品」の中から、今回は「女貞子(ジョテイシ)」という生薬のご紹介です。 「女貞子」はトウネズミモチの実を乾燥させたもので、紫黒色または黒灰色をしています。 『神農本草経』には「中を補い、五臓を安んじ、精神を養い、百病を除く」とあります。 また『本草綱目』では「陰を強くし、腰膝を健にし、白髪を変じ、目を明らかにする」とあります。 現在でも中国では実際に滋養強壮薬として、体が陰虚であって内に熱感あるもの、腰膝が痛み軟弱なもの、目昏、耳鳴、心悸、不眠、便秘などの症状に応用されているようです。 (ウチダ和漢薬「生薬の玉手箱NO.317 女貞子 参照 https://uchidawakanyaku.co.jp/kampo/tamatebako/shoyaku.html?page=317
年齢と共に様々な悩みを抱えられる方は沢山いらっしゃいます。 その中で「足腰の衰え」「白髪が増えた」「老眼がすすんだ」などは良く挙げられます。 そのようなお悩みを持った方たちに古代から愛されていた生薬の一つが女貞子です。
女貞子の摂り方
女貞子はその実をお茶として煮出す他に、お酒に漬けて「女貞酒」として飲まれる事が多かったようで、お薬というよりもアンチエイジング目的として毎日の生活に取り入れた飲み方が一般的だったようです。
女貞子のような「上品」を生活の中にプラスするのも良い方法の一つです。
「たくさん摂取する=健康寿命が延びる」という事ではなく、ご自身に合ったものを適量取り入れる事が重要ですし、基本は毎日の食事や生活習慣を整える事が健康への第一歩になります。
健康寿命を延ばす為に役立つ養生以外にも、漢方つむぎ堂ではお一人お一人のお悩みに合った漢方薬をご提案させていただいております。
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漢方つむぎ堂の漢方相談について
巷にはたくさんの健康法が溢れています。
水分1日2ℓ、ロカボ、岩盤浴、バナナダイエット、スムージー、生食主義、熱めのお風呂に入るなど、数えきれない程存在します。
テレビや本で紹介されていたものであっても
水分をため込む体質の方が1日に2ℓの水分を摂ると、逆に調子を崩しますし
バナナは身体を冷やすので、寒がりの方や低体温の方にはあまりお勧めできません。
本当に合った健康法を知る為には、まず自分の体質を把握することが大切です。
漢方つむぎ堂では、ただお薬をお選びするだけではなく
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