赤ちゃんを迎える為の子宝の養生
増える不妊に悩む夫婦の現状
近年、不妊に悩む夫婦は増えていて、国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」によると、不妊を心配したことがある夫婦は増加していて、子どものいない夫婦で は55.2%で半数を超えている、とのことです。原因として、女性の社会進出による結婚の晩婚化や子育て環境など、環境によるものも多いようです。
誰でも授かる力は持っている
赤ちゃんが授かりやすい条件は大きく3つあります。ひとつは「身体が温かいこと(理想は36.5度以上の基礎体温)」、ひとつは「良い血液(栄養のある血液)が身体中に行き届いていること」、ひとつは「ストレスが少ないこと(うまくコントロールできていること)です。現代はそれらを維持していくのが難しいといわれています。しかし、もともと「授かる力」というのは誰しもが持っていて、だんだん衰えたり、滞ったりしてしまっても、自分自身で立て直すことが出来る「自然治癒力」を持っており、「授かる力」を維持していくことが出来ます。
ですので、赤ちゃんを授かりやすくする為に一番良い身体作りというのは、「自然治癒力」を高めることです。自然治癒力を高める為に、適度な休養(精神的リフレッシュも肉体的休憩も)、適度な栄養、適度な運動などを毎日の生活に取り入れていくことも大切です。
赤ちゃんのための身体作り
赤ちゃんを授かり、産み、育てていくときに一番は大切なのは母親の身体作りです。けれど、前述の「自然治癒力」のように母親にとっての良い身体作りは、普通の人の健康のためにも必要なことです。そして、赤ちゃんを迎える「家庭」を作っていくために、家族全員で赤ちゃんを迎えるための準備を行うこと、それが、真の意味での「赤ちゃんのため」になるのだと思います。お母さんだけが頑張るのではなく、家族が一丸となり、健康に向き合っていけるのが理想だとそんな風に思います。
●基本の養生
・食事はできるだけその土地のものを選び、食材はできるだけ捨てるところなく丸ごと食べること(身土不二、一物全体)。主食は白米より玄米を選びましょう
・腹八分目を心がけ、食べすぎには注意
・砂糖、脂っこいもの、生ものはさけましょう
・朝はできるだけ陽が昇る頃には起きて、朝日を浴びましょう。
・入浴はできるだけゆっくり湯船につかる
●体質別おすすめ食材
・冷え性・・・桂皮(シナモン)、生姜(ショウキョウ)、にら
・ストレスでイライラしやすい・・・セロリ、グレープフルーツ
・むくみ・・・あずき、セロリ、とうもろこし
・血流が悪い・・・黒きくらげ、ちんげんさい
食べることは本来、身体に栄養を与える養生ですが、暴飲暴食や過食になってしまいますと、食べ物を栄養に変えてくれる「脾」(胃腸)に負担をかけることに繋がります。「脾」が疲れて役割を果たせなくなると、身体中に栄養が行き届かなかったり、偏ったりして不調をきたすことが多くなりますので、ゆっくり、よく噛んで食べること、腹八分目で満腹にならないようにしてあげるのも良いことです。
その他にも、その人それぞれの体質にあった様々な養生法がありますので、普段の養生のアドバイスも漢方相談の中でさせて頂いております。普段の養生ではなかなか改善しないお悩みなどは、漢方のご相談も承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
漢方つむぎ堂の漢方相談
巷にはたくさんの健康法が溢れています。
水分1日2ℓ、ロカボ、岩盤浴、バナナダイエット、スムージー、生食主義、熱めのお風呂に入るなど、数えきれない程存在します。
テレビや本で紹介されていたものであっても
水分をため込む体質の方が1日に2ℓの水分を摂ると、逆に調子を崩しますし
バナナは身体を冷やすので、寒がりの方や低体温の方にはあまりお勧めできません。
本当に合った健康法を知る為には、まず自分の体質を把握することが大切です。
漢方つむぎ堂では、ただお薬をお選びするだけではなく
お客様のお悩みと体質に合わせた漢方薬や食事、運動などの養生のご提案をさせて頂いております。
また、漢方のご相談だけではなく、簡単な体質チェックも行っておりますので
まずはご自分の身体に少しだけ向き合ってみられませんか?
体質チェックは、10分程度でどなたでも行う事が出来ます。
ご予約の方が優先となりますので、事前のご予約をお待ちしております。