お子様の情緒不安定が改善
6歳
- 悩み
- 情緒不安定
- 症状
- 暑さに弱く、熱がこもると怒りっぽくなる
お困りの症状
1歳ぐらいから暑さに弱く、熱がこもると怒りっぽくなったりパニックのような状態になる。
体温も36.8~37.0℃と少し高いが、病院では異常は特に認められない。
冬場は比較的落ち着いていたが、ここ最近暑くなってきたせいか情緒不安定がまた出てきた。
しかも今年は例年よりも症状がかなり激しい上に、ここの所は夜中~明け方に歯が痛いと泣きながら起きる事が毎日続いている。
虫歯かな?と思い歯医者さんへ行ってみたが特に異常無しとの診断。
鎮痛剤で治まるみたいだが飲ませ続けるのも抵抗がある。
これはいったい何なのか?何とかしてあげたいけれどどうしたら良いのか?
どうにか助けて欲しいとご来店されました。
他には・・・
〇甘いものを食べ過ぎると眠くなり寝てしまう→歯が痛いと泣きながら起きる
〇よく食べるのに太れない、水分を凄く欲しがる、お通じが良くないので整腸剤を服用している
ご本人が辛いのはもちろんですが、お母様が気持ち的にもかなりお辛そうで何とかして差し上げたいと感じました。
症状の経過
まず・・・漢方薬は体質に合えば比較的飲みやすいと良く言われますが、きちんとお子様が服用出来る事を最優先にして今回は粉薬を選択しました。
服用開始の翌日にお電話を差し上げたところ・・・
「問題なく服用出来ました!昨日は夜中に起きる事も無く朝6時までグッスリでした!」
と早くもうれしい変化が出ました。
更に3日後にお母様の方からお電話を頂き、
・熱が治まって体温が36.5℃になった
・泣きながら起きる事も無く鎮痛剤も服用せず
・一度起きる事はあったがまたすぐにそのまま眠れた
とすごく喜んで頂く事が出来ました。
服用後2か月経過した現在では
・怒りっぽい所はほぼ無くなってきている
・甘いものも以前ほど食べなくなり、水をガブ飲みする事も無くなった。
・奥歯の痛みもかなり軽減して泣きながら起きる事も無くなり、夜中一度も起きずぐっすりと眠れるようになった。
・特にきちんと眠ってくれるのは子供にも私にも本当に助かる
という感じでどんどん良くなっているご様子でした。
きちんとお悩みが無くなるまで今後も継続してフォローして参ります。
漢方相談員からひとこと
今回は「肝(自律神経系統)」が過緊張になることで気が滞る、所謂「気滞」の状態から
発生した熱が他の臓腑にも影響を及ぼして様々な症状に繋がっていると考えました。
イメージとしてはオーバーヒートした熱があちこちに飛び火しているような感じです。
また奥歯が痛いというのはおそらくは緊張で力が入って無意識に「噛みしめている事」が原因ではないかと考えました。
上記から今回は自律神経「肝」の昂りを抑えて気滞を解消する方法を取りました。
きちんと服用していても、外からの影響やその時のご本人様のコンディションなどもあり調子の悪い時もあるかもしれません。
ですが「波はあって当たり前」であり、一足飛びに良くなるものと考えず、焦らずきちんとコツコツ続ける事が良くなる為の一番のコツです。
いずれにせよ、お子様にもお母様にもゆっくり気持ちよく眠れる夜を過ごせて頂けるようになった事が何より良かったと感じています。
漢方つむぎ堂の漢方相談について
巷にはたくさんの健康法が溢れています。
水分1日2ℓ、ロカボ、岩盤浴、バナナダイエット、スムージー、生食主義、熱めのお風呂に入るなど、数えきれない程存在します。
テレビや本で紹介されていたものであっても
水分をため込む体質の方が1日に2ℓの水分を摂ると、逆に調子を崩しますし
バナナは身体を冷やすので、寒がりの方や低体温の方にはあまりお勧めできません。
本当に合った健康法を知る為には、まず自分の体質を把握することが大切です。
漢方つむぎ堂では、ただお薬をお選びするだけではなく
お客様のお悩みと体質に合わせた漢方薬や食事、運動などの養生のご提案をさせて頂いております。
また、漢方のご相談だけではなく、簡単な体質チェックも行っておりますので
まずはご自分の身体に少しだけ向き合ってみられませんか?
体質チェックは、10分程度でどなたでも行う事が出来ます。
ご予約の方が優先となりますので、事前のご予約をお待ちしております。